

バルダーズ・ゲート3の序盤攻略用ビルド、レベル4で組める強力なクラスビルド紹介。
BG3では、戦闘を避けてゲームを進めてもレベル4まで到達できる。低レベルの間は平和主義で装備を集め、キャラクターがある程度成長してからビルドを整えるとかなり安定するだろう。レベル4前後で過ごす時間は結構長いので、強力なビルドを構築してその後の敵に挑みたい。
クラス変更
アンデッドNPCのウィザー(シナビ)がクラス変更サービスを提供してくれる。
ウィザーはレイゼルを仲間にした場所の東、大きな遺跡の最奥に眠っている。遺跡の外を見張っている盗賊は会話選択肢で戦闘を避けて対処可能。遺跡の中には盗賊の仲間が居座っており、正面から入ると戦闘は避けられないが、遺跡の裏口(X: 315 Y: 365)を解錠すると、盗賊との戦闘を避けてウィザーがいる場所に到達できる。クラス変更には100ゴールド必要だが、無条件でスリ返せるので事実的に無料でクラス変更できる。
開手門モンク

開手門モンク(カーラック|ヒル・ジャイアントの力の妙薬|ソウル・コイン|防御の腕甲|酒場流喧嘩殺法)
ビルド | 説明 |
---|---|
クラス|サブクラス | Lv.4モンク|開手門 |
役割 | 近接アタッカー |
ヒル・ジャイアントの力の妙薬 | 筋力が21になる非常に強力なポーション。効果は大休憩まで続く |
ソウル・コイン | カーラックが消費すると素手攻撃に2d4火ダメージが追加される。ゲーム中の説明文は誤りで、HP25%以下でなくても効果を発揮する(効果時間:大休憩まで) |
防御の腕甲 | 過去作でも活躍したブレイサー・オブ・ディフェンス。鎧を装備していないときアーマー・クラス+2 |
酒場流喧嘩殺法 | 特技。素手攻撃、即席武器使用、投擲攻撃のダメージと攻撃ロールに加算される筋力修正値が2倍になる |
序盤における最強ビルドの1つ。バーバリアンのカーラックを開手門モンクに変える。筋力はヒル・ジャイアントの力の妙薬で強化するため、筋力の能力値は低い値(8か10)でよい。クラス変更する際に筋力を削って敏捷力を強化しよう。
装備はアーマー・クラスを強化する防御の腕甲以外何も必要ない。ヒル・ジャイアントの力の妙薬とソウル・コインを使うだけで素手の攻撃ロールが+12、最大ダメージが24まで上昇する。この状態で攻撃すると、レベル4でありながら「連打:転び」と素手攻撃の3発で1ターンに40以上のダメージを叩きだすことができる。レベル6で開き手門のサブクラス特徴「身体の顕現」を取得するとダメージはさらに強化される。
レベル4で取得する特技は、必ず「酒場流喧嘩殺法」を選択しよう。モンクが強いというより、酒場流喧嘩殺法とヒル・ジャイアント妙薬のコンボが強い。
実際に使ってみると分かるが、序盤におけるこのビルドの攻撃性能は他のクラスを凌駕している。レベル5に到達するとまた少し変わってくるのだが、レベル4の時点では超強力。ただし、遠隔攻撃はあまり強くないので、敵に接近するための移動速度は可能な限り強化しておきたい。移動速度+3の健脚、荒廃した村の宝箱(X: 29 Y: 405)から手に入るヘイストヘルムが効果的。防御面が不安なときはクレリック呪文「守りの紐帯」で保護するとかなりタフになる。
ヒル・ジャイアントの力の妙薬はマイコニド・コロニーにいる商人デリスが大休憩ごとに販売してくれる。一方、ソウル・コインはゲームを通して入手できる数が限られている。Act1ではウィザー(シナビ)が眠っていた場所周辺の棺からソウル・コインを3つ入手可能。Act2ではムーンライズタワー入ってすぐの広間にいる商人が3つ販売している。
光の領域クレリック

光の領域クレリック(夜明けの輝き|輝く鎧|光輝のオーブ)
ビルド | 説明 |
---|---|
クラス | Lv.4クレリック|光の領域 |
役割 | タンク、スペルキャスター、敵に張りついて夜明けの輝きを撃つ |
夜明けの輝き(![]() | 光の領域の専用アクション。太陽の神聖な力を借り、周囲9mの敵に(2d10+キャラクターレベル)光輝ダメージを与える |
輝く鎧 | 中装防具。装備者が光輝ダメージを与えると、周囲3m以内の敵に光輝のオーブを2ターン与える |
光輝のオーブ | 輝く鎧の衝撃波によって発生するデバフ。残りターン数に等しい攻撃ロールペナルティを与える。影響を受けた対象が攻撃するたび、ターン数-2 |
導きによる能力値判定ボーナス、能力強化(有利)によるスリと解錠の補助など、便利な能力を備えたクレリックは序盤のゲームプレイにおいて素晴らしい選択肢となる。その中でも「輝く鎧」と「夜明けの輝き」を組み合わせたこのビルドは、単体でAct2をクリアできるほどの能力を持っている。
輝く鎧を装備したキャラクターが攻撃ダメージを与えると、周囲3mのクリーチャーに「光輝のオーブ」デバフを2ターン与える。光輝のオーブ状態の者は残りターンに等しい攻撃ロールペナルティを受ける。この効果は範囲攻撃と相性が良く、光の領域の専用アクション「夜明けの輝き」で複数の敵を巻き込むと、場合によっては10ターン以上の光輝オーブを3m以内の敵に与えることができる。攻撃ロール-10を受けた物理敵はもはや置物でしかない。
複数の敵を寄せ集めるのは少し難しいが、敵の攻撃対象から外れる呪文「聖域」を使うと比較的簡単。単独で突撃し、聖域を唱えて無敵化。敵を自分の周りに集め、夜明けの輝きで一掃するパターンは非常に強い。夜明けの輝き発動に必要な「神性伝導チャージ」はレベル4の時点で1つしかないため持続力は乏しいが、Lv.5で護りの霊が解禁されると同じ戦闘で何度も範囲攻撃できるようになる。
精神集中が必要な護りの霊を考慮すると、レベル4で取得する特技は精神集中のセーヴィング・スローが有利になる「戦場の術者」がおすすめ。前線に出る精神集中魔法職は、可能な限り耐久力セーヴィング・スロー対策をしておきたい。
輝く鎧は、Act1のゴブリンの野営地地下にあるセルーネイ信徒の拠点、入ってすぐ左の高難易度ロックで施錠された部屋、その部屋の隠し扉の先にある宝箱に入っている。隠し扉の発見には知覚判定が必要。
星座形態:龍ドルイド

龍ドルイド(星の円環|星座形態:龍|眩いブレス|輝く鎧|光輝のオーブ)
ビルド | 説明 |
---|---|
クラス | Lv.4ドルイド|星の円環 |
役割 | タンク、スペルキャスター、敵に張りついて眩いブレスを撃つ |
星座形態:龍(![]() | 星の円環専用の変身。セーヴィング・スローで呪文の精神集中を維持するとき、9以下の結果が10として扱われる。この形態の間はボーナス・アクションで「眩いブレス」を発動できる |
眩いブレス(![]() | 5mの円錐状ブレスを放ち、範囲内のクリーチャーに(2d6+呪文発動能力値)光輝ダメージを与える。ターン毎にリチャージ |
光の領域クレリックとほとんど同じ。輝く鎧を着て眩いブレスを放ち、周囲の敵に光輝のオーブを付与する。眩いブレスは毎ターンリチャージされるので、呪文スロットを気にすることなく何回でも使用できる。コストはボーナス・アクションなので行動の幅はかなり広い。眩いブレスを放った後武器で追加攻撃してもいいし、呪文を唱えてもいい。
クラス特徴により、星座形態:龍に変身中は精神集中セーヴィング・スローの最低値が10になる。集中を維持しやすくなるので月光や金属加熱など、精神集中を必要とするドルイド呪文を積極的に使っていこう。レベル5になれば招雷も使える。
-
月光Moonbeam2~20 ダメージ(2d10光輝)光線を呼び出し、光線内に入ったり光線内でターンを開始したクリーチャーにダメージを与える。光線はアクションを使って18m移動させられる。セーヴ成功:半分のダメージを受ける
10ターン
18m
1m
耐久力セーヴ
精神集中
● アクション■ 呪文スロット- Lv.2 (力術)
- 呪文のレベルが上がるごとに1d10光輝ダメージを追加で与える
- 呼び出した月光は召喚と見なされるため、キャスターの行動とは切り離して処理される
- これにより、聖域状態で召喚した月光を毎ターン動かすことで、攻撃を受けることなく間接的に敵を攻撃できるようになる
- 月光自体はHPを持っておらず敵対者の攻撃対象とならないので、聖域と合わせると相手を一方的に攻撃できる。ただし、敵は自分の周りに集まってくる
投擲バーサーカー

投擲バーサーカー(激怒の投擲|戻って来るパイク|酒場流喧嘩殺法|縛られぬクシゴの手袋)
ビルド | 説明 |
---|---|
クラス|サブクラス | Lv.4バーバリアン|バーサーカー |
役割 | 遠隔アタッカー(投擲) |
激怒の投擲(![]() | 激怒中のみ使用できるアクション。アイテムやクリーチャーを目標に投げつけ、追加ダメージを与えて伏せ状態にする。投擲武器のダメージは武器の近接ダメージと同じになる |
戻って来るパイク | 投擲後、自動的に手元に戻るパイク。ゴブリン野営地の入り口にいる商人グラトが販売している |
酒場流喧嘩殺法 | 特技。素手攻撃、即席武器使用、投擲攻撃のダメージと攻撃ロールに加算される筋力修正値が2倍になる |
縛られぬクシゴの手袋 | 腕装備。投擲攻撃と即席武器による攻撃が1d4の追加ダメージを与える。商人デリスのクエストをクリアするともらえる |
投擲の指輪 | エメラルドの森の商人アロンが販売している指輪。投擲ダメージ+1d4 |
バーサーカーの「激怒の投擲」と「戻って来るパイク」を利用し、1ターンに2回投擲するビルド。多数の装備と能力で強化した投擲攻撃は驚くほど高いダメージが出る。
激怒の投擲を使うには「激怒」する必要がある。激怒にボーナス・アクションを使用するため、1ターン目は2回攻撃できないが、2ターン目以降は酒場流喧嘩殺法と激怒で超強化された投擲攻撃を2回行うことができる。酒場流喧嘩殺法で大幅に強化された投擲は非常に強力で、攻撃ロールとダメージロールの両方に筋力修正値が2倍乗るため、ほとんど外れることなく敵に大ダメージを与える。ただ槍を投げるだけなのだが、それが恐ろしく強い。
バーサーカーは「激怒の打撃」で近接攻撃を2回実行できるが、激怒の打撃で攻撃すると疲労が蓄積して攻撃ロールのペナルティが徐々に増加する。一方、遠隔攻撃の「激怒の投擲」にはこのペナルティが発生しない。この仕様により、BG3のバーバリアンは投擲攻撃に特化したクラスとなっている。
マジックミサイル砲台

(魔法の矢|スペルスパークラー|精神の火花)
ビルド | 内容 |
---|---|
クラス|サブクラス | ウィザードやソーサラーなど魔法の矢を使えるクラス |
役割 | 魔法の矢を撃つ |
魔法の矢 | レベル1力学呪文。3d4+3力場ダメージ |
スペルスパークラー | クオータースタッフ。装備者が呪文か初期呪文でダメージを与えると、電撃チャージを2得る。ワキーンズ・レストのフロリックから入手 |
電撃チャージ | 電撃チャージを得ている間、攻撃ロール+1、電撃ダメージを1追加で与える。5以上の電撃チャージが溜まっている場合、次の攻撃ですべて消費して1d8電撃ダメージを追加で与える |
精神の火花 | アミュレット。魔法の矢を発動するたびに追加の矢を1つ放つ。アンダーダークのマイコニド・コロニーにいる商人ブラーグが販売している |
スペルスパークラーと精神の火花を装備して魔法の矢を撃つ。とても単純な攻撃だが、純粋な火力はいつでも頼りになる。
精神の火花の効果で矢が1つ増えて合計4発。スペルスパークラーの効果で1発ごとに1電撃ダメージが追加され、電撃ダメージを2つ獲得する。魔法の矢を4発撃った場合、3発目でチャージが6溜まり、4発目で消費されて1d8電撃ダメージが発生する。実際の合計ダメージは20前後。魔法の矢は1発ごとに分散して攻撃可能で確実に命中するため、想像以上に使いやすい。
力術ウィザードレベル10のサブクラス特徴「力術強化」を取得すると、ミサイルのダメージが大幅に強化される。ウィザードの場合、呪文スロットを回復する「秘術回復」を使うと大休憩ごとに使えるスロットが増える。ソーサラーは魔力点を消費して射程を伸ばしたり、ボーナス・アクションを利用して1ターンに2回呪文を唱えることができる。
-
魔法の矢Magic Missile6~15 ダメージ(3d4+3力場)6~15力場ダメージを与える魔法の矢を3本放つ。矢は目標に必ず命中する
18m
● アクション■ 呪文スロット- Lv.1 (力術)
- 呪文のレベルが上がるごとに矢が1つ増え、1d4+1力場ダメージを追加で与える
- 盾呪文を唱えた対象にはダメージを与えられない
- レベル10の力術ウィザードのサブクラス特徴「力術強化」を取得すると、各ミサイルにキャラクターの呪文発動能力値が追加される
スリ特化アスタリオン

スリ特化ローグ(アーケイン・トリックスター|銀のペンダント|力の手袋|密輸人の指輪|シェイプシフターの恵みの指輪)
ビルド | 内容 |
---|---|
クラス|サブクラス | ローグ|アーケイン・トリックスター |
役割 | スリ、解錠、奇襲 |
銀のペンダント | 導きを使えるようになる |
力の手袋 | 手先の早業+1 |
密輸人の指輪 | 隠密+2、手先の早業+2、魅力-1 |
シェイプシフターの恵みの指輪 | 変装している間、すべての判定に+1d4のボーナスを得る |
力の手袋、密輸人の指輪、銀のペンダント、シェイプシフターの恵みの指輪を装備し、変装して手先の早業を可能な限り強化するビルド。変装を使用するため、ローグのクラスはアーケイン・トリックスターを選択している。
単独行動の多い隠密キャラクターにとって、銀のペンダントは非常に相性が良い。味方が近くにいなくても、自分で導きを使えるため、スリの成功率が大幅に向上する。これにシェイプシフターの恵みの指輪を組み合わせれば、すべての能力値判定に2d4のボーナスを加えられる。解錠はほぼ問題にならず、スリの難易度も大きく下がる。結果として、商人の持ち物をほぼ根こそぎ奪えるようになり、序盤の快適さが劇的にアップする。
スリを考慮すると、レベル4で取得する特技は「能力値上昇」がおすすめ。敏捷力を18まで上げると、修正値が+4になる。武器は弓より火力が高いライトクロスボウを装備している。
生命の領域クレリック

生命の領域クレリック(生命の使徒|囁きの約束|助けと慰めのブーツ|ヘルライダーの誇り)
ビルド | 説明 |
---|---|
クラス|サブクラス | Lv.4クレリック|生命の領域 |
役割 | タンク、ヒーラー、サポート |
生命の使徒 | 生命の領域のサブクラス特徴。治癒呪文を使用すると呪文レベル+2相当のヒット・ポイントを追加で回復する |
囁きの約束 | 吟遊詩人ヴォーロが所持している指輪。他のクリーチャーを回復すると、そのクリーチャーは攻撃ロールとセーヴィング・スローに+1d4のボーナスを得る(2ターン) |
助けと慰めのブーツ | 装備者が目標を回復すると、目標は一時的ヒット・ポイントを3獲得する。ゴブリン野営地の入り口にいる商人グラトが販売している |
ヘルライダーの誇り | 腕装備。他のクリーチャーを回復すると、そのクリーチャーは武器攻撃による殴打、刺突、斬撃ダメージに抵抗を得る(防刃と同じ効果) |
回復に関連する3つの装備(囁きの約束、助けと慰めのブーツ、ヘルライダーの誇り)を組み合わせたヒーラービルド。味方を回復すると同時に祝福、防刃、一時的ヒット・ポイント3を付与することができる。
3つの効果の中で、攻撃ロールを強化する「祝福」はとても強力。開手門モンクや投擲バーサーカーにかけると、ただでさえ高い命中率がさらに増加する。雑魚相手ならクリティカルミスを除いて外すことはなくなるだろう。セーヴィング・スローのボーナスも精神集中の維持に大きな効果を発揮する。
生命の使徒の効果により、ヒットポイントの回復にボーナスが乗る生命の領域クレリックはヒーラーとしてとても優秀。回復行動はボーナス・アクションの「癒しの言葉」で行い、メイン行動用の
アクションポイントは温存する。癒しの言葉の回復量は傷治療に劣るが、接近する必要がなく対象を選びやすい。敵を攻撃する余裕が残る点もメリット。低レベルのうちは回復とサポートが主になるが、クレリックレベル5に到達して護りの霊が解禁されると、光の領域クレリックと同じ攻撃的な運用ができるようになる。
なお、ヘルライダーの誇りはエメラルドの森にいるゼブローが所持している。ドルイドのカガに対処すると報酬としてもらえる。
-
癒しの言葉Healing Word1~4 治療(1d4回復 + Spellcasting modifier)視界内にいるクリーチャーを回復する。アンデッドと人造には効かない
18m
▲ ボーナス・アクション■ 呪文スロット- Lv.1 (力術)
- 呪文のレベルが上がるごとに回復量が1d4増加する
- キャスターの呪文発動能力値が回復量に加算される。例:判断力17のクレリックは傷治療を唱える際に+3のボーナスを得る