KCD2:最後の手順(鍛冶場の遺産)

KCD2:最後の手順

落ちぶれた犯罪者ヴォルフとイタリア人技師ファブリツィオの助けを借りて、天文時計の修理を仕上げよう。

最後の手順

キングダムカム・デリバランス2:『最後の手順』は、鍛冶場の遺産のストーリーラインにおける最後のクエスト。時計の修理に必要な最後の要素「熟練の錠前師」を見つけ出し、かつて父が成し遂げられなかったクッテンバークの天文時計を修理する。

ヴォルフを探す

最後の手順:ヴォルフ

時計台の修理に必要な部品はすべてそろっている。あとは複雑な時計を組み立てることができる腕の良い錠前師を探せばよい。

スタンダに心当たりがないか尋ねると、ヴォルフという名の男を紹介してくれる。ヴォルフはかつてマーティン達から時計の心臓部を盗んだ男。ヴォルフはそれ以降、さまざまな犯罪に手を染めるようになり、窃盗や詐欺を繰り返していた。スタンダはヴォルフが今はどうしているか知らないが、壁の穴の店主モグラはヴォルフが物乞いに成り下がっていると教えてくれる。

ヴォルフは燃えるような赤髪で臭すぎて壁の穴から出禁をくらっている。この情報をたよりに細長い城壁沿いのエリアを探索しよう。この男は強烈な悪臭を放っており、近づくと「臭いの元を探す」と表示される。あまりにも臭すぎて印象に残りやすいため、以前に出会ったことがあるかもしれない。

ヴォルフはベロベロに酔っ払っており、そのままでは会話にならない。迎え酒の薬を用意して飲ませよう。

ヴォルフを浴場に連れて行く

ヴォルフを捕まえる

ヴォルフの身なりを整えるため浴場に連れて行く。しかし、ヴォルフは浴場の前で怖気づいて逃げ出してしまう。ここでは見逃さずに追いかけよう。探索範囲は広大で、一度見失うと見つけ出すのにかなり苦労する。

ヴォルフはクッテンバークの外へ続く橋(逃げるときに通った橋)の下にある茂みの中に隠れている。逃げた理由を尋ねると、浴場婦に笑われたくなかったと答える。

服を渡す

ファブリツィオとの会合でヴォルフが恥をかかないよう、まともな服と靴を用意する。必要な物は服、ズボン、靴、帽子の4つ。ヴォルフは実際にヘンリーが選んだ服を着てくれるが、渡せる服は限られている。残念ながら、ヴォルフに鍛冶屋のエプロンやその他の服を着せることはできない。

ファブリツィオと会う

ファブリツィオと会う

上等な服を渡した後、ヴォルフを連れてファブリツィオの家へ向かう。

まず最初に、ファブリツィオはヘンリーとヴォルフの服装を評価する。ヘンリーが上等な服を選んでいれば、ファブリツィオはヴォルフの服装が「頭のてっぺんからつま先まで完璧」だと評価する。逆にヘンリーがエプロン姿のまま訪問すると、「鍛冶場からのそのまま来たのか」と言われてしまう。出発する前にヘンリーも着替えておこう。

仕事の話が終わると3人で食事をとる。この際、ヴォルフは酒に酔って意味不明な歌を歌い出し、最終的にファブリツィオを侮辱する。ヘンリーはヴォルフを止めるために説得を試みる。

ここで説得に成功すればヴォルフは態度を直して会合は問題なく進む。説得に失敗した場合、ヴォルフはさらに暴言を吐き、追加の酒を飲んだ挙句、気を失ってその場に倒れ込んでしまう。ファブリツィオは、ヴォルフの醜態を見た後でも諦めることなく手を貸すと約束してくれるが、必要な部品の作製に取り掛かるまで少し時間がかかる。

鉄の軸を鍛造する

最後の手順:鉄の軸を鍛造する

かなりの日数が経過して部品が出来上がると、ファブリツィオとヴォルフがヘンリーの鍛冶場を訪れる。

必要な部品はできているものの、脱進機の軸が長すぎて使えずヴォルフが折ってしまったため、新しく鍛造しなければならない。材料は、2人からもらう「壊れた脱進機械の軸」のほか、トレド鋼とフランクフルト鋼が1つずつ必要になる。鍛冶の作業は剣の鍛造と変わらない。

天文時計を修理する

天文時計を修理する

プルメル執行官に修理の準備が整ったことを報告し、「さっそく始めよう」を選ぶと天文時計の修理が始まる。

ヘンリー、ファブリツィオ、ヴォルフ、執行官の4人で時計台の裏へ向かい、ヴォルフが1人で作業を行う。修理中、ヴォルフは「このクソ野郎」「もうダメだ」など、悪態と泣き言を吐き続けながら作業する。見かねたヘンリーはヴォルフに酒を与えることができる。しかし、与えても会話が少し変化するだけで大きな変化はない。(こういうタイプの人物は、泣き言を言っている間は大丈夫。本当にダメなときは何も言わなくなる)

最終的にヴォルフは天文時計の修理に成功する。

その後

偽マーティン

天文時計を修理すると、その偉業を称えられてヘンリーは大量の名声を獲得する。前クエスト『過去の計画』にて、プルメル執行官から報酬の確約を得ていなければそれ以外は何も手に入らないが、見知らぬおじさんは「よくやった」と褒めてくれる。

ヴォルフはファブリツィオの家に残り、技術者としてクッテンバークで仕事を続ける。服はヘンリーが与えたものを使い続けるようだ。