

ロマンスが必ずしも甘いものとは限らないが、甘いことのほうが多いだろう。しかし、中世においては、身分の違いや置かれた状況、利害関係、政略といったさまざまな要素が絡み合い、恋愛が思い通りに進むとは限らなかった。愛よりも義務や権力が優先されることも珍しくなかったようだ。キングダムカム・デリバランス2では、そうした現実の中で展開される、ほろ苦いロマンスが描かれている。
ここではキングダムカム・デリバランス2に登場するロマンス候補とイベントの進め方を解説する。
競合するロマンス相手
時期の重複やストーリー上の理由により、特定の人物とのロマンスは競合する。キャサリンとローザのロマンスは互いに競合せず、両方と関係を持つことができる。
競合相手A | 競合相手B | 説明 |
---|---|---|
キャサリン | ハンス・カポン | ゲーム最終盤のメインクエスト『飢えと絶望』中にロマンスが発生する。時期が重複しているため、キャサリンとハンスのどちらか一方しか選べない |
テレーザ | キャサリン ローザ | キャサリンまたはローザと関係を持った場合、テレーザのエンディングは発生しなくなる。逆に、テレーザと恋人関係でゲームを進めても、キャサリンやローザとのロマンスは発生する。裏切りに注意しよう |
キャサリン

キャサリンはKCD2に登場するヒロインの1人。メインクエスト『嵐の夜に』で彼女が正体を明かすまで、キャサリンはヘンリーに対して冷たい態度をとるが、それ以降は親切に接してくれるようになる。
ロマンスの条件は複雑で見逃しやすく、難易度はかなり高い。ロマンスを狙う場合、キャサリンに関連する2つのサイドクエスト(第五戒、ストーカー)を完了し、信頼関係を築くことが重要である。
- ゲーム中の会話でキャサリンを口説く
- サイドクエスト『第五戒』中は、キャサリンに連続殺人犯を始末させる
- メインクエスト『獅子の巣』を完了する前に、『ストーカー』クエストをクリアする
- メインクエスト『飢えと絶望』にて、別れの挨拶をするためキャサリンと話す
- 条件を満たしているとヘンリーがスフドル砦を去る直前に、ロマンスシーンが発生する
キャサリンとのロマンスはハンスと競合するため、どちらか一方しか選べない。
キャサリンを口説く
ゲーム中、キャサリンを口説くイベントが複数用意されている。選択肢は説得の判定を伴う場合があるため、ステータスが低い場合は事前に準備しよう。→ 説得の成功率を上げる方法
- 剣と羽ペンで最初にスフドルを訪れた夜、寝る前にキャサリンと話し、「(魅了)俺も一緒に寝ていいか?」を選ぶ
- 獅子の巣中、シギスムントの野営地でキャサリンに体を洗ってもらう際、「(説得)お守り代わりにキスしてくれないか?」を選ぶ
- イタリアの仕事中、貴族を救出した後、ジシュカと話す前に監禁中の捕虜を見張っているキャサリンと会話する。ここで「(ハート)綺麗だな」を選択し、胸の谷間を見ていたことを認めると、キャサリンは満更でもない様子で微笑し、評判が上がる
第五戒でキャサリンに連続殺人犯を始末させる
重要なタスクその1。メインクエスト『地底世界へ』クリア後、クッテンバークの酒場にいるキャサリンと会話すると、連続殺人犯を追うサイドクエスト『第五戒』が発生する。
ここで証拠を集めて真犯人を見つけ出し、キャサリンの主張に従ってその場で始末させる。これでキャサリンの評判が上昇する。逆に法の手に委ねた場合、主犯は最後まで生き延び、キャサリンはそれについて最後まで不満をこぼす。ここでは必ずキャサリンに連続殺人犯を始末させよう。
キャサリンを困らせているストーカーに対処する
重要なタスクその2。メインクエスト『獅子の巣』でシギスムントの野営地を訪れたヘンリーは、そこで密偵として働いているキャサリンと接触する。ここでキャサリンの頼みごとを聞き、サイドクエスト『ストーカー』をクリアする。
ストーカーは午前1時頃にキャサリンが寝ている場所に出現する。説得、賄賂、殴り合いのいずれかで対処しよう。『ストーカー』クエストは『獅子の巣』を完了する前にクリアする必要がある。
ロマンス
キャサリンとのロマンスはゲーム最終盤のクエスト『飢えと絶望』で発生する。
ジシュカからキャサリンの過去を聞き、その後、キャサリンと会話して「(ハート)俺が援軍を連れてくればすべてうまくいく」を選ぶ。条件を満たしていると、城壁の上で待機したときにロマンスシーンが始まる。
ローザ・ルサード

ローザはクッテンバークの貴族クンズリン・ルサードの娘。ルサード家の後継者。
登場はゲーム中盤以降、クッテンバーク地方のメインクエスト『銀の道』にて、ルサード邸で出会う。ロマンスの条件はキャサリンより簡単で達成しやすい。カポン救出時にローザの本を入手し、返却後に彼女を手伝って完成させればOK。
- 銀の道クリア後、ローザからマレショフ砦で本を取ってくるよう依頼される
- カポン救出時に、ローザの本を回収する
- ローザに本を返却する
- ローザを手伝って本を完成させる
- オラトーレスにて、二人きりの部屋でローザにキスする選択肢を選ぶ
ローザの本を完成させる
メインクエスト『カポン救出』にて、マレショフ砦でローザの本を入手する。ローザの本「ユーモラスな逸話の本」はマレショフ塔3階、オフェーリア嬢の部屋の窓際に置かれている。その後、入手した本をローザに返却し、ローザを手伝って完成させる。
オラトーレスまで進める
メインクエストをオラトーレスまで進め、ローザを連れてクッテンバークのルサード邸に帰還する。敷地内の敵をすべて倒した後、ローザの部屋へ向かう。
ロマンスを進める場合、この会話でローザの機嫌を損ねないように。
人質と銀のどちらが大切か聞かれたときは、必ず人質の解放を約束する。マレショフでローザを救出する際、ジシュカの「塔を燃やす」脅しに反対しなかった場合でも、誠意をもって謝罪すれば許してもらえる。逆に、ローザが怒る選択肢を選ぶと自分の部屋で寝るよう指示され、ロマンスは発生しない。
選ぶべき選択肢は次の通り。
- 父を助けてくれる? → 仲間こそが何よりも大事な資産だ
- ここを捨てて逃げることになるでしょうね → その必要はないかもしれない or 君を手放しはしない!
条件を満たしていると、会話の最後に「ローザにキスする」選択肢が出現する。ここでローザにキスするとロマンスが進展する。
翌朝、ローザと会話するとプロポーズの選択肢が表示される。
テレーザ

テレーザはKCD1のメインヒロイン。出身はヘンリーと同じスカリッツ。スカリッツ襲撃時、クマン人に襲われているところをヘンリーに助けられた。
その後、スカリッツに戻ったヘンリーが盗賊に襲われて窮地に陥った際、タルムバークの兵とともに現れてヘンリーの命を救い、ラッタイの叔父の家まで運んで数週間看病した。KCD1では、ヘンリーが助けてもらった恩返しを込めて、テレーザをデートに誘うロマンスクエストが存在する。このイベントはサイドクエストであるため、KCD2におけるテレーザとの関係は物語序盤の選択肢で決めることになる。
テレーザエンディング
テレーザは現時点でKCD2に登場せず、ロマンスも発生しない。しかし、特定の条件を満たすと、メインクエストクリア時にテレーザが登場する隠しエンディングが追加される。
- メインクエスト「気ままな騎手たち」の選択肢で、「彼女はいい子だ」を選ぶ
- キャサリンおよびローザとロマンスしない(テレーザを裏切らない)
- それ以外の人物や浴場婦は影響しない模様?
- エンディングの両親との会話で「腰を落ち着けて家庭を持つ」を選ぶ
- 条件を満たしていると、テレーザとスカリッツに戻る選択肢が表示される
テレーザとの関係を決める序盤の選択肢がとても重要。日本語では分かりにくいが、「彼女はいい子だ」の原文は「Sweetheart」、恋人を指している。ここで「彼女は勇敢だ」を選ぶと片思いになってしまい、テレーザエンディングは発生しなくなる。
ハンス・カポン

ピルクシュタインのハンス・カポン卿。
最初はヘンリーと凄く仲が悪かった。ハンスは平民のヘンリーをこき下ろし、ヘンリーはそれに嚙みついていた。あきれたハヌシュが2人を無理やり狩りに行かせた際、クマン人の襲撃を受けてハンスは重傷を負い、ヘンリーがそれを助けている。ペブルズはその報酬である。しかし、この2人はKCD2の序盤でまた喧嘩した。
ハンスとのロマンスはゲーム最終盤のクエスト『飢えと絶望』で発生する。別れの挨拶をするためにハンスの部屋を訪れたとき、条件を満たしている必要がある。なお、キャサリンのロマンスと競合するため、どちらか片方しか選べない。
ロマンスを狙う場合、ハンスに同調して好意的な返事を返し、ハートマークの選択肢を選んでゲームを進めよう。
- 再び騎上への選択肢で「(ハート)あんたが心配なんだ」を選ぶ
- ゲーム中、ハンスに同調して好意的な返事を返す
- ハートマークのオプションを常に選択する
- カポン救出の選択肢で「一緒に乗り越えよう」を選ぶ
- 飢えと絶望にて、自室にいるハンスを訪ねる
クララ

クララはネバコフ要塞で働いている薬草師。前半のメインクエスト『再び騎上へ』で初登場し、ここでクララを手伝うとロマンスが発生する。その後の『神の指』で再登場した際もロマンスが用意されている。
再び騎上へ
メインクエスト『再び騎上へ』で発生するクララとのロマンス前半。
- マイケルの決闘を受ける
- クララに傷を治してもらう
- クララについて行き、薬草摘みを手伝う
- クララの謎々で「断る」以外の選択肢を選ぶ
クララの頼みを聞いた場合、近くの森で薬草摘みを手伝う。集める薬草はマリーゴールド、ケシ、セージの3種類。どれもすぐ近くに咲いているので簡単に集められる。薬草を集めた後、森までついて行きクララの謎々に答える。これが実質的な返答になる。
静かに咲いた 花びらの 秘めたる魅力はいずこかに
かすかな香りに 花開き そっとはにかむいたずらに
そんな私は 何の 花?
クララの謎々
- クララという花 → 承諾
- 分からない → 拒否しない(承諾)
- 意図を理解する → 承諾
- 断る → 辛辣な言葉を返される
1~3を選ぶとロマンスが発生する。逆にクララの誘いを断ると態度が一変して非常に冷たくなる。
神の指
メインクエスト『神の指』で発生するクララとのロマンス完結編。
- ハンドキャノンの使い方を教えてもらうところまで進める
- 牢獄の前で言い争っているクララと話す
- 怪我人の手当てを手伝う
- クララに報告する
- 説得のスキルチェックに成功する
クエスト開始後、ゴドウィンに従って死者を埋葬し、ハンドキャノンの使い方を学ぶ。それが終わるとクララと話せるようになる。
ここで先日のことをクララに問い詰めると、クララがヘンリーを森に誘った本当の理由が判明する。これはぜひ聞いておこう。
会話の後、クララを手伝って怪我人の手当てを行う。3人の手当てが終わった後、クララに報告し、説得の判定に成功するとロマンスが発生する。牢獄前の会話でクララの本心を聞いていた場合でも、このイベントは問題なく進行する。
翌朝、プラハ軍がネバコフを包囲し、最終的に要塞は陥落する。その後、クララがどうなったかは誰にも分からない。
ドウブラヴカ

ドウブラヴカは『招かれざる結婚式』に登場する紫色の服を着た女性。
結婚式場を歩き回っていると、オレンジ色の服を着た女性から、娘のドウブラヴカと踊ってほしいと頼まれる。承諾する場合は、近くに座っている紫色の服を着た女性(ドウブラヴカ)に話しかけよう。
ドウブラヴカの説得に成功すると、パーティー会場で一緒にダンスをすることになる。ダンス中、ヘンリーはドウブラヴカに何度も足を踏まれてダメージを受ける。生命力が低い状態で踊ると死ぬ。
ダンスが終わった後
ダンスが終わった後、ヘンリーが感想を述べる。選択肢は次の2つ。
- 二度とごめんだ
- エルフと踊っているようだった(嘘)
ここで「2.エルフと踊っているようだった」を選び、説得判定に成功すると、後にドウブラヴカとのロマンスが発生する。1を選ぶか2を選んで説得に失敗すると、ドウブラヴカはヘンリーの前から逃げ出してしまう。この場合、ロマンスは発生しない。
ロマンス
ダンス後の説得に成功し、クエスト目標を少し進めた後、再びドウブラヴカと話す。
ここでハートマークの選択肢を選ぶとロマンスが発生し、ヘンリーはドウブラヴカと屋根裏で二人きりの時間を過ごす。事後、「素敵な時間」(筋力・俊敏性・体力が一時的に1上昇する)のバフが付与される。しかし、ドウブラヴカの本音(そこまでよくなかった)を聞いてしまうと、バフは即座に消えてなくなる。
ヘンリーに子供はいるのか?

いるかもしれないし、いないかもしれない。知らないうちにできていても不思議ではない。ゲーム中には、明らかにそれを示唆する場面がある。
- メインクエスト「キングズ・ギャンビット」:ラジク卿とゴドウィンの会話
- メインクエスト「審判の日」:ハヌシュとカポンの会話
ラジク卿とゴドウィンの会話
ゴドウィンを操作する「キングズ・ギャンビット」クエストにて、ラジク卿にタルムバークのディビシュが来ていない理由を尋ねると、ディビシュの夫人ステファニーが身ごもったことを教えてくれる。
ディビシュはタルムバークの領主。ステファニーはディビシュの妻。2人はかなりの年齢差がある。2人が結婚した後、すぐにディビシュは幽閉され、解放されたときにはすでに年寄りになっていた。その後、ステファニーは2度子供を授かったが、幸運は訪れなかった。
そして今回、ようやく後継者をもうけるとができたようだが?
ラジク卿:ディビシュがあの歳で後継者をもうけるとは予想外だ。
ゴドウィン:俗にいう、パイをかまどに仕込めさえすれば生地をこねるのは誰でもいい・・
ラジク卿:ゴドウィン!
ゴドウィン:まあ奇跡かもしれませんね。主を称えよ!
宴:ラジク卿とゴドウィンの会話
ハヌシュとカポンの会話
スフドルを解放した後、ハヌシュが「ヘンリー、お前には聞かせられない話もある」と言ったことを覚えているだろうか? これは本当に聞かせられない話のようだ。
サムの埋葬が済んだ後、ハヌシュに気づかれることなく2人の会話を盗み聞きすると、衝撃の事実が明らかになる。
ハヌシュ:ディビシュが父親になるという話は聞いたか?
ハンス:とてつもない奇跡ですね、100歳近いでしょうに
ハヌシュ:100にはまだ届かん、いずれにせよステファニー夫人は有能な女性らしい
ハンス:あるいは
ハヌシュ:あるいは? おまえがいいたいのは・・・
ハンス:ええ、奇跡より可能性が高いように思えます
ハヌシュ:その通りだ。では誰だと思う? 我々の知り合いかな
ハンス:どうでしょうね。馬番か・・兵士か・・ひょっとすると鍛冶屋の息子かもしれませんよ
ハヌシュ:それはつまり・・?
ハンス:時期はあっています
ハヌシュ:勘弁してくれ!
審判の日:ハヌシュとカポンの会話
ステファニー
KCD1のステファニー関連のクエストにて、ステファニーは依頼をするついでにヘンリーを部屋に連れ込んだことがある。このとき、ステファニーは子宝に恵まれなかったことを打ち明け、ヘンリーに父のシャツを着るよう頼む。しかし、それが「パパになることへの同意」を意味していたとは、ヘンリー本人を含め、当時プレイした人は誰も予想しなかっただろう。
もしかすると、ステファニーがヘンリーを誘ったこと自体、後継ぎが欲しいディビシュの策略だったのかもしれない。結局のところ、誰の子供かはっきり分からないのだが、KCD2は前作の数カ月後の話。時期は完璧なのだ。