KCD2: 評判を上げたい人は罪人なのか?上げ方・下げ方解説

キングダムカム・デリバランス2の「評判」は、ヘンリーの善悪を相対的に示すパラメータ。ボヘミアの人々がヘンリーをどう思っているかを表している。善い行いをすれば評判は上昇し、犯罪を犯すと評判は低下する。ここでは評判システムの仕様を解説する。

罰金さえつかなければ普通に生活できるため、評判は特に気にする要素ではない。仮に暴動を起こして評判が劇的に低下しても、特定の方法で簡単に元に戻せる。神の前で悔い改めれば、地獄には落ちることはない。ただし、両親からは怒られるだろう。

評判の影響

KCD2: 評判の影響
  • 評判が上がると商人との取引が有利になる
  • 評判が上がるとNPCの反応が良くなり、下がると悪くなる
  • 説得や脅迫の成功率に影響する
  • 評判が下がると持ち物検査されやすくなる

評判の変化

ヘンリーに対する評判が上下した場合、その地域の近くにある都市、町、集落に住む人々の評判が変化する。この変化は近い場所に住む人ほど大きい。例えば、クッテンバークでヘンリーの評判が上昇すると、近くにあるオールド・クトナやプシトクの評判が変化し、遠く離れるほど影響は小さくなる。

なお、評判は時間が経つとその地域・身分の値に収束する傾向がある。特定の一人の評判を高めるだけでは効果が不十分であることを覚えておこう。

社交家

メインクレベル8で解禁されるパーク「社交家」を取得すると、評判の変化がマップのほぼ全域、さまざまな界隅の人々へ広まるようになる。

この効果は非常に強力で、善人プレイをしていればマップ全体が黄色い笑顔アイコンに包まれる。しかし、犯罪を犯すと全体の評判が一気に下がる諸刃の剣でもある。どちらかといえば、評判を下げたいときの方が適している。

評判を上げる方法

KCD2: 評判を上げる方法
  • アイテムを値上げて購入する|値下げて売却する
  • 相手に好意的な挨拶を返す
  • 説得に成功する
  • 免罪符代を支払う
  • 懺悔の巡礼
  • 衛兵に逮捕された後、罰を受ける

売買を行うと、その取引価格に応じて相手の評判が上昇する。低価格ではほとんど変化しないが、取引価格が高いとそれなりに上昇する。ただし、この評判の上昇はかなり局所的で全体への影響力は微妙。時間経過で相殺される可能性が高い。

根本的に評判を改善したいときは、免罪符代を支払うか、タスク『巡礼』を進めよう。衛兵に逮捕されて罰を受けることでも評判を回復できる。

評判を回復する方法評判懸賞金
免罪符代を支払うマップ全体の評判が40まで回復するリセットされない
懺悔の巡礼マップ全体の評判が40まで回復するリセットされない
逮捕されて罰を受けるマップ全体の評判が40まで回復する逮捕された場所の懸賞金のみリセットされる

マップ上に表示される評判アイコンは更新が遅い。評判の変化を確認する際は、「プレイヤー」メニューの「評判」タブで確認しよう。

免罪符代を支払う

教会や執行官の家の前に置かれている免罪符箱に免罪符代を支払うと、マップ全体の評判が40まで回復する。ただし、各都市の懸賞金はリセットされず、指名手配されている場合は引き続き衛兵に追われることになる。

懺悔の巡礼

特定の神父から受けるタスク『巡礼』をクリアすると、マップ全体の評判が40まで回復する。巡礼では1箇所の石碑・十字架で祈るだけでいい。トロスキー地方ではトロスキー城にいるニコデモス神父から、クッテンバーク地方ではオールド・クトナにいるマリアン神父から巡礼のタスクを受けることができる。

  • ニコデモス神父(トロスキー城)
  • マリアン神父(オールド・クトナ)

逮捕されて罰を受ける

衛兵に逮捕された後、晒し台で公開処罰を受けると、マップ全体の評判が40まで回復する。逮捕された場所のみ懸賞金がリセットされ、罪が重い場合は烙印を押される。烙印を押された状態で再度重罪を犯すとヘンリーは処刑されるので注意しよう。

評判を下げる方法

KCD2:評判を下げる方法
  • 犯罪を犯す
  • 値切りに失敗する
  • 相手を侮辱する
  • スキルチェックで強制、支配、脅迫を選ぶ

犯罪を犯す方法が最も簡単。素早く評判を下げたいときは「軽微な犯罪を犯す→すぐに降参」を繰り返そう。

ヘンリーの魅力が高い場合、支配(地位を利用した威圧)を使い、「私が誰か分かっているのか!」と脅すことで、罰金を払うことなく繰り返し軽犯罪を実行できる。この方法は、犯罪による評判の低下と支配による低下の2つが同時に発生するため、効率的に評判を下げることができる。ただし、KCD2ではメインクエストを進めると勝手に評判が上昇することに加え、会話の選択肢でも評判が上がるため、低い評判を維持するのは意外と難しい。

評判を下げるメリット

  • 悪人ロールプレイ
  • 脅迫の成功率が上がる
  • 評判の低下を気にしなくて済む
  • (法を破るという意味で)できることが増える

評判を下げると「相手を脅す」タイプの説得の成功率が上昇する。これは悪人プレイに最適であり、相手を脅迫して犯罪をもみ消すプレイスタイルと抜群に相性が良い

評判が下がると取引拒否されていた前作と比べ、KCD2では評判が低くても商人はヘンリーにアイテムを売ってくれる。値段はかなり高くなるが、その気になれば「目の前で盗む→衛兵を威圧」で無理やり入手できる。評判が下がるので一石二鳥。

実利的なメリットが高い一方で、評判の低下を気にしなくて済むというメンタルな利点も大きい。評判が気にならなくなれば、ためらうことなく相手を脅迫できるほか、見つかる前提で民家で寝たり、寝ている人をノックアウトして代わりに寝たり、道を歩いている人をノックアウトして持ち物を調べたり、真っ赤に染まった評判タブを眺めて悦に浸ったり、ベルゴーやウルリッヒ、鍛冶屋のオシナ、階段を塞ぐ人にパンチを食らわせた後、逮捕しにきた衛兵を威圧してストレスを発散できる。