KCD2のキャラクターは顔がよくなった?

KCD2:リヒテンシュタイン

KCD1とKCD2の両方に登場するキャラクターの顔の変化を紹介。7年越しに発売されたKCD2ではグラフィックが大幅に向上しており、NPCの見た目も全体的に改善されている。中には、リヒテンシュタインのように判別できないほど外見が変化したキャラクターもいる。

総じて見ると、NPCの見た目は改善されている。

ヘンリー

KCD1とKCD2のヘンリー

KCD1とKCD2の主人公。ヘンリーは目が修正されて見た目が大きく変化した。特に目の間隔が狭まり、垂れ目が修正されて表情が引き締まったことで、より精悍な印象になった。髪型も少しだけ変わっている。ヘンリーは英語版の声優、Tom Mckay氏がモデルとなっている。

ハンス・カポン

KCD1とKCD2のハンス・カポン

ラッタイの後継者ハンス・カポン卿。続編のハンスは、似ているように見えて顔がまったく異なる。KCD1のハンスは陰影がなくのっぺりした無表情顔で焦点が合っていないような目をしていたが、KCD2では非常に表情豊かに改善されている。ハンスは英語版の声優、Luke Dale氏がモデルとなっている。

テレーザ

KCD1とKCD2のテレーザ

テレーザはKCD1のプレイアブルキャラクターのひとり。前作では、DLC「A Woman’s Lot」にて襲撃前後のスカリッツをテレーザの視点で探索できた。KCD2では、特定の条件を満たすと発生する「テレーザエンディング」にのみ登場する。ごく短いカットシーンではあるが、7年(ゲーム内では数カ月)経ってもまったく変わっていないきれいなテレーザを確認できる。

ラジク・コビラ

KCD1とKCD2のラジク・コビラ

ヘンリーの実父。スカリッツの元領主。KCD2では少し老けて見えること以外、顔は特に変わっていない。服装と鎧は大幅に変化してかなりオシャレになった。

ハヌシュ

KCD1とKCD2のハヌシュ

ハヌシュ卿はラッタイの領主。前作と比べると腹が少しマイルドになった。

この人物はKCDシリーズの開発会社(Warhorse Studio)のボス、「Daniel Vávra氏」がモデルとなっている。少し手直しされたためか、KCD2ではそこまで似ていないが、KCD1では当時のVávra氏と本当にそっくりだった。これは開発者の間でもネタになっているようで、ハヌシュ紹介シーン中、PRマネージャーのTobias氏が、楽しそうに「Daniel Vávra!」と叫ぶ様子がTwitchストリームに記録されている。

ゴドウィン

KCD1とKCD2のゴドウィン

ゴドウィン神父は元ウージッツ教区の司祭。KCD1のメインクエスト『主の御業は謎めいて』にて、素人のヘンリーに説教させたことが上層にバレて教区から追放された。KCD2では堕落した生活を送っているところをハヌシュとラジクに雇われている。2のゴドウィンはほとんどいつも帽子をかぶっており、前作とは別人に見えるが、帽子を外した状態の顔を比較するとほとんど変わっていないことが分かる。

イストヴァン・トート

KCD1とKCD2のイストヴァン・トート

シギスムントに加担する貴族の一人。ヘンリーの復讐相手その1。剣を盗んだネズミ。続編にて見た目が醜くなった数少ないNPCの一人であり、KCD2では口元と前歯が突き出て名実ともにネズミになった。イストヴァンは煽りスキルが非常に高く、何を言っても的確に煽り返してくる。

クッテンバークへの逃避行の途中、ヘンリーの悪夢に登場したイストヴァンは、すでに勝負がついているにもかかわらず、剣を振りかざしながら「私に勝てると本当に思ったのか?」と煽ってくる。たぶん、煽り合い勝負のことを言っていたのだろう。勝てなかったヘンリーは相当悔しかったのかもしれない

マークヴァート・フォン・オーリッツ

KCD1とKCD2のマークヴァート・フォン・オーリッツ

スカリッツ襲撃を指揮し、ヘンリーの両親を殺した男。ヘンリーはタルムバークへ逃れた後、両親を埋葬するためにスカリッツへ戻り、両親の亡骸の前でマークヴァートへの復讐を誓った。この目標はKCD1では達成されず、続編に持ち越されることとなる。KCD2ではメインクエストで何度もマークヴァートと出会う。マークヴァートはヘンリーのことを認識していないが、スカリッツ襲撃時に緑の服を着た若者が剣を持って立っていたことは覚えているようだ。

エリック

KCD1とKCD2のエリック

KCD1でイストヴァンの右腕として働いていた男。髪の薄い冴えないモブ顔で、白い鎧を着ていなければその辺にいる衛兵と見分けがつかないほど地味だったエリックは、続編にて見た目と扱いが大幅に改善された。髪の毛はしっかり生えそろっており、無精ひげがなくなり、顔が引き締まってより戦士らしくなった。ストーリー上の見せ場も複数用意されている。(ただし、情緒不安定で爆発しやすい)

ヨブスト

KCD1とKCD2のヨブスト

ヨブストはベンツェスラウスのいとこ。KCD1では最後のメインクエスト『終章』に登場する。

KCD1のクリア率は12.5%と低いため、前作をプレイしていてもヨブストと出会っていない人は多いかもしれない。仮に出会っていても、最後にしか登場しない人物は印象が薄い。KCD2で登場した際は知り合いのように話しかけられるが、誰か分からなかった人は多いだろう。

リヒテンシュタイン

KCD1とKCD2のリヒテンシュタイン

とんでもない不細工だった。悪夢だ。

リヒテンシュタインは評議会の一人。KCD2で最も見た目が改善されたキャラクター。

リヒテンシュタインはKCD1の最終盤でヨブストとともにラッタイを訪れ、そこでヘンリーと出会っている。KCD2のメインクエスト『地底世界へ』でリヒテンシュタインの隠れ家に入った際、彼は一目でヘンリーをカポン卿の従者だと識別した。しかし、多くのプレイヤーはこの男が誰か分からなかっただろう。ヨブストと同様に前作での印象が薄いうえ、顔が変わりすぎているのだ。

登場時のNPCの発言「とんでもない不細工だった」はスパイ工作の会話の一部であり、リヒテンシュタインを指しているわけではない。しかし、なぜこのセリフが字幕付きで表示されたかを考えると、開発者が仕込んだメタ発言だったのではないかと邪推してしまう。

マット

KCD1とKCD2のマット

ヘンリーの愛犬。あまり変わっていないが、顔が少しだけ丸くなったかもしれない。