KCD2: 知っておくべき基礎知識・初心者向けTIPS

キングダムカム・デリバランス2:知っておくべきこと

キングダムカム・デリバランス2の初心者向け情報。知っておくべき基礎知識と序盤にやるべきことを紹介。何も知らない状態でKCD2を始めると食料と寝る場所に困ることになる。トロスコウィッツで解放されたあと路頭に迷わないよう、生き抜くための知識を身につけておこう。

射撃場で訓練する

KCD2:射撃場で訓練する

KCD1ではバーナード隊長がヘンリーを鍛えてくれた。それと同じように、KCD2では射撃場で自分自身を鍛えることができる。

トロスキー地方にはヴォスタテクの家とトロスキー城に射撃場があり、狩人と話して「射撃の腕を試したい」を選択すれば、他のNPCと得点を競う射撃競技に参加できる。競技に参加せず、普通に的を狙って経験値を稼ぐことも可能。射撃場で的を狙い続けると筋力、俊敏性、弓術が同時に上昇する。

獲得する経験値は射撃距離に比例する。遠くから狙って的に当てればかなり効率的に3つの能力値を同時に上げることができる。まずは狙いやすいクロスボウから始めて弓術スキルを上げ、連射性の高い弓に切り替えてスピードアップしよう。→ 無料の弓と矢を入手する

初期資金が欲しいとき

KCD2:初期資金が欲しいとき

序盤では調合したポーションを売却することで手軽にグロッシェンを稼げる。薬草師ボゼナに教えてもらったカモミールのエールや救世主のシュナップスを調合しよう。レシピを知っているならマリーゴールドの調合薬がおすすめ。アイテムは適切な商人に売却すると売却価格が上昇する。→ 序盤の金策・グロッシェン稼ぎ

ゲームをセーブする方法

救世主のシュナップス
  • 救世主のシュナップスを使う
  • ベッドで寝る
  • 終了セーブを使う

前作と同じく、KCD2にはメニュー画面の手動セーブやクイックセーブが存在しない。任意のタイミングでゲームをセーブするときは、セーブ用ポーション「救世主のシュナップス」を使う。救世主のシュナップスを飲むとゲームがセーブされる。→ 救世主のシュナップスを効率的に量産する方法

クエストを進めるとオートセーブされるため、大量にシュナップスを用意する必要はない。しかし、盗みを働きたいときや探索中に発見した盗賊の野営地に襲撃をかけるときなど、リスクのある行動の保険としてシュナップスはとても役に立つ。ベッドで眠るか終了セーブを利用すると任意のタイミングでセーブできる。終了セーブは常に上書きされ、最後の1つだけが保持される。

ハチミツは優秀な食料

ハチミツは優秀な食料

ハチミツは入手が簡単かつ時間経過で腐敗しない優秀な食料。序盤ではトロスコウィッツの仕立屋の南にある養蜂箱から合法的に入手できる。

これを覚えておけばゲームを通して食料に困らなくなるが、ハチミツはそれなりに重いため、所持重量を抑えたいときは別の食料を検討した方がいい。手に入りやすく軽量な食料の中では干した羊肉干した豚肉がおすすめ。生命力の回復には干したリンゴが役に立つ。

食料を乾燥加工するには「乾燥台」を使う。ほとんどの食料は時間経過で状態が悪化して最終的に腐敗するが、乾燥台で加工すると腐敗しなくなる。乾燥させると日持ちするうえ、重量が軽くなるメリットもある。長時間持ち歩くときは乾燥させて保存性を高めよう。序盤ではトロスコウィッツの錬金台の横に乾燥台がある。

食料満腹度重量満腹度/重量
干した羊肉🥖140.270
干した豚肉🥖170.356.7
干したリンゴ🥖20.120
ハチミツ🥖150.818.75

ペブルズは最高の馬

ペブルズは最高の馬

NPCの煽りは無視しよう。ヘンリーの愛馬ペブルズは、覚醒するとゲーム中で最高の馬となる。

初期ステータスは確かに低いが、ペブルズに乗って35km以上走ると隠しパーク「懐かしのペブルズ」が解禁される。この時点でペブルズの速度とスタミナが大幅に上昇し、非常に優れた馬に変貌する。これはニシンも同様。ニシンに乗って一定距離を走ると「レッド・ヘリング」が解禁される。レッド・ヘリング取得にはペブルズより長い距離を走る必要がある。→ ペブルズを取り戻す方法

装備を切り替える方法

装備を切り替える

インベントリ画面でOYを押すと装備のプリセットを瞬時に切り替えられる。

登録枠は赤、緑、黄の3種類。戦闘用、ステルス用、社交用の3種類を用意するとゲームのQOL(遊びやすさ)が大幅に向上する。装備を登録するには、アイテムを選択してプリセットの色を切り替える。これでアイテム名の隣に色付きのシールドマークが表示される。アイテムは複数のプリセットで重複装備可能。松明やポーチなど汎用的な装備品を複数用意する必要はない。戦闘中を除き、プリセットはメニュー画面でいつでも切り替えられる。

アルコールはとても便利

KCD2:アルコールはとても便利

アルコールを飲むと筋力、体力、話術、魅力が最大で4上昇する。この中でも話術と魅力の上昇はとても便利で、通常では通らないスキルチェックをクリアしやすくなる。相手を説得する際はぜひ活用しよう。ただし、飲みすぎには要注意。酔っ払って泥酔すると逆に能力値が低下する。泥酔して意識を失うとアイテムを盗まれる可能性もある。

おすすめの飲み物はアルコール15%のハチミツ酒。ハチミツ酒を1杯飲むと序盤でも泥酔することなく+3のボーナスを獲得できる。

見た目はとても重要

ヘンリーの見た目で相手の態度が大幅に変化する

ヘンリーの見た目で相手の態度が大幅に変化する。本来なら盗賊を説得が発生する場面でも、武器を持たずに話しかけると一方的に攻撃される場合がある。逆に強い敵に対して装備と選択(説得、威圧など)を活用すると切り抜けることができる。

相手を威圧したいときはフルフェイスのプレートアーマーや血の付いた装備がとても役に立つ。相手が畏怖するような装備を身に着けると「サブ」ステータスの威圧(Intimidate)が上昇してこちらの要求が通りやすくなる。値切る際にも役立つ。

ランダムで持ち物チェックされる

KCD2:ランダムで持ち物チェックされる

大きな街では衛兵から持ち物チェックを受ける場合がある。呼び止められたときは素直に応じよう。ここで盗品を持っていると逮捕される。拒否するか逃走しても犯罪になる。話しかけられる前に持ち物をドロップしても検閲は回避できず、落としたアイテムはNPCにパクられる可能性がある。

基本的に無計画な窃盗はおすすめしない。街でアイテムを盗む際は、窃盗した後、すぐ盗品商に売却すること。また、同じ街で頻繁に窃盗を繰り返しているとNPCは次第にヘンリーを疑い始める。こうなるとNPCの言動が変化したり、持ち物チェックの頻度が劇的に上昇する可能性がある。

錬金術を活用しよう

ポーションや毒を作成する錬金術はとても強力。ゲームをセーブする「救世主のシュナップス」、生命力を回復する「マリーゴールドの調合薬」は、ゲームの序盤から終盤まで幅広く役立つ。毒は武器に塗ったり、料理(ポット)に混ぜたりでき、活用次第でさまざまな応用が利く。一見価値がなさそうなスリープポーションも、敵を眠らせたり、スタミナを削ったりする目的で使える。 → 錬金術のレシピ

探索中は周囲をよく観察する

探索中に小屋、廃墟、小沼、戦場痕などPOI(Point of Interest:興味を引くロケーション)を発見したときは積極的に調べてみよう。これらの場所にはレシピやスキルブック、その他価値の高いアイテムが隠されていることがある。盗賊の野営地に鍵が掛かった宝箱がある場合、その場所にいる誰かが鍵を持っている可能性が高い。

また、探索中に見かける鳥の群れは、プレイヤーを隠されたロケーションに導いてくれるかもしれない。

寝ている相手を起こす方法

寝ている相手の近くに石を投げると無理やり起こせる。この方法は、NPCが寝ていて話しかけられないときにとても役立つ。洗濯場を占領しているNPCもこの方法で対処できる。

起きている相手をノックアウトする方法

一般人は起きていてもノックアウトしやすいが、兵士はかなり難しい。このような相手をノックアウトするには、相手の抵抗を示す青い剣マークが出たタイミングで攻撃ボタンを押す。成功すると相手は気絶してその場に倒れる。

松明を装備する方法

インベントリを開いて松明を装備した後、インベントリを閉じてR方向キー下長押しで装備する。序盤ではトロスコウィッツ酒場の西にいる商人が松明を販売している。

どの武器がおすすめ?

父親の剣

物語と将来性を考慮するなら「剣」のスキルを上げておこう。KCD2のメインビジュアルにてヘンリーが振りかざす右手には、前作で取り戻せなかった父親の剣が握られている。KCD2のメインクエストを進めると、7年越し(ゲーム内では数カ月)に剣を取り戻すことができるだろう。

前作のロングソードはプレートアーマーに対して若干弱かったが、KCD2では、強力なマスターストライクとコンボによってフルプレートの敵を普通に切り倒せる。能力値とスキルを上げれば、集団の敵にも対処できるほど強力になる。

関連:簡単に手に入る序盤のおすすめの武器

マスターストライクは非常に強い

マスターストライクとは?

マスターストライクとは、パーフェクトブロックのタイミングで「敵が攻撃してきた方向と反対の方向」へ攻撃すると発動する必中の反撃技。この技は遊牧民の野営地にいるトムキャットか悪魔の隠れ家にいる乾いた悪魔から教えてもらうと使えるようになる。

マスターストライクを発動するには、敵が左から攻撃してきたら、パーフェクトブロックを決められる瞬間に右から攻撃する。相手が右から攻撃してきたら、左から反撃することを意識する。相手が突き刺してきたら上から攻撃し、上から攻撃してきたら突き刺しで反撃する。

  • 左からの攻撃 → 右
  • 右からの攻撃 → 左
  • 突き刺し → 上
  • 上からの攻撃 → 突き刺し

マスターストライクは剣(と盾)でしか行えない。相手の剣がある部位を攻撃すると、相手がパーフェクトブロックを行う確率が上昇する。反対の部位から攻撃すると、相手からマスターストライクを受けるリスクが上がる。

– マスターストライク(ゲーム内ヘルプ)

隠密中にフォトモードを使うと危険

ステルス中、フォトモードを偵察カメラとして使う行為は敵に発見されるリスクが高い。フォトモードを終了するとヘンリーが何か発言する。一見何気ない一言に聞こえるが、この発言は他のNPCにも聞こえる。敵が近くにいると察知されやすくなる。

Patch1.2でコントローラーのフォトモードボタンが変更された。

  • キーボード:F1
  • PS5、XBOX:ポーズボタン + 待機ボタン

ニワトリ

ニワトリを殴ると弾け飛んで鶏肉になる。プレイヤーがドロップした剣、ハルバード、シャベルなどが偶然ニワトリにヒットして鶏肉になることもある。近くに犬がいると、その鶏肉は即座に食べられてしまう。

白い服を着た謎の女性

KCD2:白い服を着た謎の女性

夜に外を歩いていると、ランタンを手に持ち、1人で歩く白い服を着た女性に出会うことがある。女性はヘンリーの名前を知っており、以前に何度も会ったことがあると述べる。スカリッツ襲撃の際はとても忙しかったと言い、とある状況で常にヘンリーのそばにいると説明する。しかし、ヘンリーはこの女性が誰か分からない。

少し考えてみて――
今までに何度、あなたのそばに私がいたか。

KCD2: 白い服を着た謎の女性

非常に謎めいたこの人物は「死」そのものと言われている。

白衣をまとった女性が死を象徴するというモチーフは、東欧地域における死や災厄の象徴として深く根付いている。スラヴ神話、特にラトビア神話において非常に一般的であり、セルビア神話では「Čuma」または「Kuga」という存在が登場する。彼女は白い服を着た年配の女性として描かれまるが、彼女は死そのものというよりは、疫病(ペスト)の擬人化とされてるようだ。

参照:KCD2: Who the hell is this lady?

その他

  • 武器や盾はダメージを受け続けると壊れる。ポールアームは盾を破壊しやすい
  • 戦闘中はアーマーを変更できない。ステルス装備で敵に見つかるとかなり危険
  • 街中では夜間に松明を装備すること。松明を持たずに暗い通りを徘徊すると衛兵に疑われる
  • 樽のワインは飲める
  • 石はNPCの注意をそらすまたは鳥の巣を落とす目的で使用する。しかし、友好NPCに当ててないけない
  • アイテムをドロップするとNPCが拾う場合がある
  • 乾いたハーブから強ポーションを作るにはパークが必要
  • 盗品はしばらく時間が経つと自分のものになる