KCD2:親方候補(鍛冶場の遺産)

kcd2:子供のヘンリー

クッテンバークで父のマーティンが過去に関わっていた無人の鍛冶場を見つけた。この鍛冶場を引き継げるかやってみよう。

親方候補

キングダムカム・デリバランス2:『親方候補』は、DLC『鍛冶場の遺産』の最初のクエスト。クッテンバークで父親が働いていた鍛冶場を見つけたヘンリーは、鍛冶場を再建するため、ギルドへの加入を試みる。

クエストの始め方

親方候補:看板を拾い上げるヘンリー

クエストを開始するにはKCD2のDLC『鍛冶場の遺産』が必要。追加コンテンツの開始ポイントはクッテンバークのホプリンク地区、「壁の穴」のとなりにある廃屋で、マップ上には「金床が描かれた紫色の盾」アイコンで表示されている。

この場所で焼け落ちた鍛冶場を「注目」すると、DLC開始の選択肢が表示される。

DLCを開始するとカットシーンが始まり、子供のころ、父マーティンが働いていたこの鍛冶場で看板を叩いて遊んでいたことを思い出す。感傷に浸りながら看板を拾いあげるヘンリーだったが、不審者に見えたせいか、マグダレーナと名乗る老婦人に呼び止められる。幼い頃、父マーティンに連れられてここに来たと釈明するヘンリーに、マグダレーナはマーティンを知っていると返答する。

マグダレーナ

マグダレーナ

マグダレーナの家でマーティンと鍛冶場の話を聞く。

マグダレーナは鍛冶屋シュコダの妻。マーティンはかつてシュコダに弟子として師事していた。シュコダは素晴らしい腕の鍛冶屋だったが、突然の病気で衰弱し、そのまま亡くなった。その後、鍛冶屋ギルドが後任を決めかねていると、鍛冶場の屋根裏も焼け落ちてしまった。マグダレーナは焼け落ちた鍛冶場を再建したがっているものの、シュコダの弟子たちは去って後継者が見つからない。

この話を聞いたヘンリーは、クッテンバークの鍛冶屋になることを決意する。

鍛冶屋になるにはギルドの承認が必要。マーティンと血が繋がっていないことをマグダレーナに話していれば、彼女はそのことをギルドに黙っておくよう忠告してくれる。ギルドは鍛冶屋の一族以外の人間を受け入れようとしないようだ。

ギルド試験

老ブシェク親方

鍛冶屋ギルドへ入るため、クッテンバーク役場向かい側の鎧鍛冶屋にいる老ブシェク親方と話す。

ブシェクはギルドへ入るための3つの条件を教えてくれる。まず、立派な家の出身でなくてはならない。次に鍛冶屋の経験が必要。最後に鍛冶屋ギルドの試験を通過しなければならない。マーティンの息子であることとラドヴァンの下で働いたことを伝えれば、最初の2つは問題なくクリアできる。ギルド試験はプレイヤー自身の腕が試される。

ギルド試験は口頭と実技の2つ。親方が出す質問にすべて正解し、実際に剣を造る必要がある。準備ができた後、老ブシェク親方に200グロッシェン支払うと、その翌日に試験が開始される。試験場へ向かう際中、ブシェクは口頭試験の内容を試しに出題してくれるのでよく聞いておこう。

口頭試験

親方が出す3つの質問に正確に答える。火花のひっかけ問題には注意。

  • 鍛冶屋が作業中に口笛をふくの理由は?→ リズムを保つため
  • 鍛冶の最中に火花が散るのは良い印か否か?→ 場合による
  • きちんと熱せられた素材の色は何色?→ 麦わら色

試験前であれば、ブシェクは鍛冶の基礎が書かれた書籍「鍛冶について」を100グロッシェンで売ってくれる。この本には鍛冶の基礎と鍛冶屋の精神が簡潔にまとめられており、書かれている文章の赤字の部分を覚えておけば、口頭試験で役に立つ。ただし、口頭試験の問題はKCD2の鍛冶の基礎を知っていればそれほど難しくはない。トロスキー地方のサイドクエスト『鍛冶屋の息子』にて、ラドヴァンから鍛冶のチュートリアルを受けているなら簡単にクリアできるだろう。忘れた人は鍛冶の基礎を参照。

実技試験

親方たちの前で「鍛冶ギルドのロングソード」を鍛造する。試験費用は1回200グロッシェン。剣のレシピと材料はすべて用意してもらえる。

かなりプレッシャーのある状況で造らされるが、判定はそれほど厳しくない。中品質のティア2(銀)を作成できれば実技試験を突破できるだろう。鍛冶に失敗した場合は、ブシェクに「これはお前の最高傑作ではないな」と言われて試験に落ちる。しかし、この場合でも200グロッシェン支払えば即座に再挑戦できる。

2つの試験に合格するとギルドホールで入会式典が行われ、忠誠を誓った後、ヘンリーはクッテンバークの鍛冶屋ギルドに加入する。

  • 鍛冶屋ギルドの鍵(式典の後に入手)

鍛冶場を掃除する

鍛冶場を掃除するヘンリー

マグダレーナに報告した後、荒れ果てた鍛冶場と家の2階を掃除する。ここでは瓦礫を袋に詰めて荷車へ運び、落ちているものを拾って床を掃除しなければならない。運搬経路を短縮するため、瓦礫の袋を運ぶ前に庭の扉を開けておこう。瓦礫を片付けた後に回収する素材はすべて床に落ちている。

鍛冶場を掃除した後、鍛冶場のテーブルの上に置かれている鍵を使って2階に上がり、同じように掃除する。この部屋は掃除が終わるとヘンリーの部屋として使えるようになる。ここにはプレイヤーチェストが置かれているほか、ベッドで眠るとゲームをセーブできる。

  • ベッド
  • プレイヤーチェスト
  • 古い機械のスケッチ(部屋を掃除した後に入手)

古い機械のスケッチをマグダレーナに見せると、役場の塔にある壊れた天文時計を修理するための設計図だということが判明する。ヘンリーの父を含む鍛冶屋たちは、かつて役場から時計の修理を依頼されたが、役人たちが考えを変えてイタリア人を連れてきた。その結果、資金を持ち逃げされて修理計画は破綻し、壊れた時計はそのままになっている。

設計図(家の修理)

鍛冶場の遺産:設計図(家の修理)

鍛冶場にある製図机を使えば家の修理とカスタマイズができる。修理には「名声」と金が必要。名声が高くなるにつれてより多くの修理項目が解禁される。

まずはマグダレーナに言われた通り、名声0の状態で解禁されている「看板」を修理しよう。看板を修理すると名声を1獲得する。その後、マグダレーナから依頼された斧を作製するとさらに名声を1獲得し、屋根の修復やベッドの改善など、名声が2必要な修理項目が解禁される。名声は『鍛冶場の遺産』に関連するクエストやタスクをこなすと次第に増えていく。

家の掃除が済んだ後、発生するタスクをいくつかこなし、クラウス・アイヒナー親方からの依頼『クラウスの紹介』を達成すると、次のサイドクエスト『マーティンの夢』が発生する。

次のクエスト:マーティンの夢

販売箱

販売箱は「マグダレーナの斧」(タスク)をクリアすと解禁される。

夫がいた頃、マグダレーナは自分が注文を受けて商品を販売していたらしく、今回も同じ方法で売るつもりだと述べる。この決定に対してヘンリーに選択肢はない。販売箱の場所は通り沿いのアーチの下、左の扉の先の物置の中に商品を入れるチェストがある。この「販売箱」に商品をいれておけば、マグダレーナが客に販売してくれる。