

ようやく暖かな春の陽気になったというのに朝寝坊をしてしまった。昨日は遅くまで外で派手に遊んでいたせいで、ベッドから出るのが少し辛かった。父さんのところに行かなければ。仕事を手伝う約束をしている。
予期せぬ訪問
キングダムカム・デリバランスのメインクエスト『予期せぬ訪問』は、ニューゲーム後に始まる最初のクエスト。スカリッツの統治者、ラジク・コビラ卿に贈る剣を完成させるため、ヘンリーは鍛冶屋の父を手伝う。
能力値を決める

自分の家で目を覚ましたヘンリーは、昨晩何をしていたか母親に尋ねられる。
ここで選んだ選択肢によってヘンリーの初期ステータスが決まる。選択肢の内容と上昇する能力値が関連しているあたり、ヘンリーは母親に対して正直に答えているようだ。ヘンリーの彼女であるビアンカのことも正直に話す・・・。
母親:昨日の晩はいったい何をしてたの?
- 酒場で話してた(話術+1)
- 踊ってた(敏捷性+1)
- ビアンカといた(体力+1)
- 鍛冶場で働いてた(腕力+1)
母親:そのかすり傷だって最近村にやってきたあの剣を持った怪しい人と・・・
- 剣術なんかに興味があると思う?(話術+1)
- マタイアスに弓を習ってた(敏捷性+1)
- ビアンカといた(体力+1)
- それがどうした?(腕力+1)
食事をとる
空腹を満たすため、テーブルの上に置かれているリンゴとスープを入手して食べよう。料理ポットから直接食べることもできる。ここで手に入るチーズは、父の手伝いで木炭を買う際の資金として使える。
父を手伝う

鍛冶場にいる父のマーティンと話す。ここでは、ラジク卿の剣を仕上げるために必要な材料集めを頼まれる。
- 城で剣の鍔と柄頭を受け取る
- クネシュから借金を取り立てる
- 市場で木炭を一袋買う
- 剣術の稽古に行く
- 酒場でエールを買う
城で剣の鍔と柄頭を受け取る
城の入り口にいる衛兵(ヤロスラフとヤネク)と話して剣の鍔と柄頭を受け取る。ここでは2人のどちらかに話しかけるだけでよい。実際に手に入るのはクロスガードのみで、柄頭はインベントリに表示されない。
2人の兵士ヤロスラフとヤネクは以降のストーリーに登場するので名前を覚えておこう。
クネシュから借金を取り立てる

家の横で薪を割っているクネシュからハンマー、斧、釘の代金を受け取る。しかし、クネシュは払おうとしない。取り返す方法は次の通り。
- クネシュを説得する
- クネシュを乱闘で倒す
- 斧とハンマーを盗み返す
- 取り返せなかったと父に伝える
クネシュを説得する
クネシュを説得するには「話術」の能力値を上げる必要がある。序盤で話術を上げる機会はほとんどないため、母との会話で話術の選択肢を選んでいない場合は諦めよう。
クネシュを乱闘で倒す
説得に失敗するとクネシュと乱闘になる。ここでクネシュに勝利すれば斧とハンマーを取り返せるが、ヘンリーの脆弱な初期ステータスでクネシュを殴り倒すのは意外と難しい。
勝てないときは、悪友3人の協力を得ることで4対1でクネシュをボコボコにできる。この場合、酒場でドイッチュ(ドイツ人)のカットシーンを見た後、仲間のマシュー、フリッツ、マタイアスと話してドイッチュへの報復に参加する。衛兵から逃げた後、クネシュの家に集まり、斧とハンマーを取り返す手伝いを3人に頼む。
ヘンリーがスカリッツでクネシュと乱闘し、その直後に再びクネシュを攻撃した場合、クネシュは通常のNPCのように衛兵に向かって走り出すことはなく、犯罪にもならない。そのため、ヘンリーがクネシュから略奪するところを誰にも見られない限り、クネシュを気絶させて服を盗むことができる。
斧とハンマーを盗み返す
クネシュの家に侵入し、チェストを開けようとすると施錠されていることに気づく。ここでヘンリーが「ロックピックが必要だな。フリッツが持っていたはずだ」と述べた後にフリッツと話すと、フリッツは4本のロックピックを譲ってくれる。
斧はクネシュが見ていない間に盗む。
取り返せなかったと父に伝える
殴り合いに負けた後、斧とハンマーを取り返せなかったことを父に伝えると、マーティンはヘンリーにあきれる。この場合、斧とハンマーを取り返す必要はなくなるが、スカリッツの評判は低下する。
母に手当てを頼む
母親に頼むと、クネシュとの乱闘で受けた傷を治してくれる。母は水桶を持って家と井戸の間を往復している。
市場で木炭を一袋買う
市場にいる「炭焼き職人の手伝い」から木炭を10個購入する。代金はクネシュから取り返した斧とハンマーを売却して支払う。家から入手したチーズを売却してもよい。
剣術の稽古に行く
酒場の横にいる「戦闘師範ヴァネク」から剣術を学ぶ。ここでは戦闘のチュートリアルが発生する。
酒場でエールを買う
酒場のビアンカから父に渡すエールをもらう。ビアンカはエールに加えて、セーブ用のアイテム「救世酒シュナップス」を5つくれる。
- エールの入ったピッチャー
- 救世酒シュナップス(5)
このタスクは一連のお使いが済んだ後に行おう。先にエールをもらうと、他のお使い中に時間が経過してエールが生ぬるくなってしまう。父のエールは冷えていなければならず、ぬるくなったエールを父に届けると受け取ってもらえない。この場合、再度ビアンカにエールをもらい行く羽目になる。
すべてのお使いが済んだ後、鍛冶場にいる父に報告すると鍛冶のカットシーンが始まる。
刻まれている言葉

Per mortem et sepulturam tuam, R. libera nos, Domine.
KCD1:クロスガードに刻まれたラテン語
ラジク・コビラ卿の剣にはめ込むクロスガードには、典礼文(特にカトリックの祈り、Litaniae Sanctorum)の一部が刻まれている。
- Per mortem et sepulturam tuam → あなたの死と埋葬によって
- R. Libera nos, Domine → 主よ、我らをお救いください
ラテン語の「Libera」は英語に訳すと「Deliver(解放)」となる。このクロスガードを発注した人物は、王国解放の願いを剣に込めようとしていたのかもしれない。もしそうであれば、このクロスガードをはめ込んだ「ラジク・コビラ卿の剣」は、素晴らしい出来栄えの剣以上の意味を持つことになる。(それとも、開発者がゲームタイトルの「Deliverance」に関連する祈りを選んだだけだろうか?)
テレーザ

鍛冶を行っている最中、粉屋の娘テレーザが釘を取りに来る。
作業を一時中断し、家のチェストから「テレーザに渡す釘」を取り出す。これをテレーザに渡すとカットシーンが発生し、それ以降一気にストーリーが進行する。やり残していることがある場合は、テレーザに釘を渡す前に済ませておこう。
次のクエスト:駆けろ!