

ノイホフの虐殺に関与した盗賊の一人を偶然見かけたことにより、赤髪は命の危険を感じて森に身を隠していた。その盗賊は足を引きずっており、ウージッツに住んでいるという。
主の御業は謎めいて
キングダムカム・デリバランスのメインクエスト『主の御業は謎めいて』は、『赤髪、危機一髪』の次に発生するクエスト。ノイホフの襲撃に参加した足の悪い男を探すため、ウージッツを捜索する。
ルボシュを探す

ノイホフを襲撃した盗賊を見つけるため、ウージッツで聞き込みをする。
ここでは酒場にいる宿の主人に足の悪い男について尋ねると、「ルボシュ」という名の男が坂の下にある小屋に住んでいることを教えてくれる。ルボシュの小屋に近づくとカットシーンが発生する。
その後、ルボシュについて住民に聞き込みを続けると、ルボシュがウージッツの司祭と会って懺悔していたことが判明する。司祭は、ウージッツの教会の横にある自分の家にいる。
ゴドウィン神父

ゴドウィン神父はウージッツ教区の司祭。ゴドウィンはルボシュの懺悔を聞いているものの、不可侵の守秘義務により内容は教えてくれない。
ここでは説得を用いて情報を聞き出すことができる。会話ステータスが非常に高いゴドウィンを説得するのは難しいが、魅力が高い装備を用意し、愛の神のポーションやアルコールで魅力をブーストすれば可能性はある。逆に
を選ぶと、説得はほぼ確実に失敗する。
もう彼が傷つくことはない
罪のない人々を死に追いやるかも知れない
力づくでお前に告白させてやる!
ゴドウィンを説得すると、以降のタスクを飛ばしてルボシュの懺悔を教えてもらえる。ただし、クエスト中に発生する「ゲーム中最高のカットシーン」を見逃してしまう。カットシーンの内容は続編のストーリーにも影響するため、物語を詳しく知りたい人はゴドウィンを説得せず、酒場で一緒に飲むことをおすすめする。
説得に失敗すると、ゴドウィンはヘンリーを酒場に誘う。
ウージッツの酒場でゴドウィンと話す

夕方19:00になると、ゴドウィンは愛人を連れてウージッツの酒場に現れる。
ここではゴドウィンの信頼を得るため、ヘンリーは質問に対して誠実に答える必要がある。出身はスカリッツと答え、襲撃時の出来事をゴドウィンに伝えよう。
- 出身は?→ スカリッツだ
- ご家族は無事か?→ 家族は死んだ
- あの出来事は・・・
- きみはなぜこの任務に?→ ハヌシュ卿は彼を任命した
- ノイホフで起こったことは大げさな推測だと考えている → 今度ばかりは大げさではない
ヤン・フスの教え
聖書を読み上げるだけでは、人々はすぐに寝てしまう。ゴドウィンはウージッツの人々(特に教育を受けていない人々)に説教するため、一般人受けしやすい内容を取り入れている。
かの教会が現を抜かす富というものは、今や毒へと姿を変えている。キリスト教界全体が、遠からずこの毒に汚染されるだろう!
ハンガリーに住むカラスの大群さながらに、彼らはこの国の金銀を一粒残らず食い尽くさんとしている!
彼らの欲はとどまるところを知らず、富への飢餓感に苛まれている!すべてに対価を求め、厚顔無恥も甚だしい!
わが子に洗礼を受けさせたい?金だ!盗みや殺人がしたい?金を出せ!さすれば汝は許される!
では悪魔が金を払わばなんとする?罪を許し天国へ向かえるのか?
そうして集めた金、専ら貧民から搾り取った金で彼らは美しき馬を買い、横着せんがために無用に下女を雇う!ダイス遊びに明け暮れては情婦に高価な毛皮を買い与える!
かたやイエス・キリストは身体を横たえる場所もなく、裸足で歩かれていたというのにだ!
貧民より奪い取りし者たちよ!自らの良心に問いかけ思い出すがいい!神と人々がその行いをつぶさに見ていることを!
ゴドウィンが語るヤン・フスの説教
突然よく分からない話が出てきてプレイヤーが寝てしまいそうになるが、この情報は、翌日にヘンリーが人々の前で説教する際に役立つ。
- 二人の教皇を辛らつに批判する説教は受けがいい
- 姦淫や同種の不道徳に関する話は特に喜ばれる
- ヤン・フスの話は特に受けがいい
ゴドウィンはヤン・フスの考え方、特に「教会の強欲さに対する批判」に影響を受けているようで、KCD2の終盤スフドル砦では葬儀の際に独自の説法を披露し、参加した人々に大きな共感を与えた。ヤン・フスの教えには、肉欲と飲酒を戒める内容もあるのだが、大酒飲みでアル中のゴドウィンはこれに関して一切言及しない。
ゴドウィンと飲む
質問に対して誠実に答えた場合、ヘンリーはゴドウィンから杯の誘いを受ける。飲むか飲まないかはプレイヤーが選択できる。
- それもいいですね → 例のカットシーンが発生する
- 大酒を飲む気分じゃない → ゴドウィンから情報は得られない
ゴドウィンに同意して飲んだ場合、ヘンリーはさまざまな経験を積んで「Virgin」(トロフィー・実績)を取得できなくなる。その代わりに「Sinner」を取得する。意味はお分かりいただけるだろう。もしヘンリーが純潔なら、このクエスト中に失ってしまう。
説教

ゴドウィンと飲んだ翌朝、ヘンリーはゴドウィンから情報の見返りにミサの手伝い(説教)を頼まれる。
同意した場合、すぐに教会へ向かわなければならない。服を着て顔を洗い、身だしなみを整えた後、ゴドウィンと共に教会へ行く。ここでヘンリーが少しでも別の場所に移動すると、ゴドウィンは怒ってヘンリーを見放してしまう。この場合、ゴドウィンの協力は得られなくなる。
ここではヤン・フスの教えに従い、説得判定と選択肢を組み合わせて説教する。説得は通常通り、高い能力値を確保すると成功しやすい。控えめに演説するよりも、自信をもって荒々しく演説する方がよい。村人の会話ステータスは(6、6、7)。それほど高くはないものの、二日酔いによるステータス低下が足かせになる。
説教を成功させるには、説得判定をできる限り多く通過し、そのうえで正しい選択肢を選ばなければならない。
選ぶべき選択肢
一般人受けしやすい内容を選ぶと人々の反応が良くなる。
- 教会の最上におわすのは神である
- 人々は罪を犯すものである
- 堕落した聖職者を非難するが、ゴドウィンの肩を持つ
結果
演説の後、ウージッツの執行官が感想を述べる。説教に成功すると、ゴドウィンからルボシュの懺悔について教えてもらえる。
- 大酒のみのわりには、ちょっとはいいこと言うな → 成功
- お前らには恥ってものがないのか?このことは司教に報告する → 失敗
続編のKCD2では、ヘンリーはゴドウィンと飲み明かし、翌日にヘンリーが説教し、それに失敗したことが正史となっている。その結果、執行官の言葉通りゴドウィンはウージッツ教区から追放されてしまう。詳しく知りたい人はKCD2をプレイしよう。
ゴドウィンから情報を得られなかったとき
説教をしなかったり、説教を台無しにしたり、前夜にゴドウィンの信頼を得られなかったりした場合、ゴドウィンはヘンリーを助けることを拒否する。この場合は別の方法で情報を得なければならない。