

ササウの修道院に隠れている男を見つけて殺すよう命じられている。彼についてわかっているのは、「見習い修道士のひとり」であるということだけだ。
わら山の針
キングダムカム・デリバランスのメインクエスト『わら山の針』は、『困窮、貞淑、恭順』の次に発生するクエスト。修道士グレゴールとしてササウ修道院に潜入し、見習い修道士に紛れて隠れているパイオスを探す。
みんな大好き修道院生活

修道院生活を強いる本クエストは、ゲーム発売当初から悪名高かった。かなり多くの人がまじめに修道院生活を送った(またはジョンとシュティボールに苦しめられた)結果、トラウマを植え付けられたようだ。ブラザー・・・それではいけない。
ここではトラウマと先入観を解消する方法を解説する。
スケジュール

修道院での生活はスケジュールが厳しく定められている。(!)がついた仕事をサボると、巡回者に見つかった際に捕らえられる。
- 3:00 起床
- 4:00 早祷(!)
- 6:00 食事
- 8:00 室内作業(!)監督:ネブラス修道士
- 12:00 図書館内作業(!)監督:司書官
- 16:00 午後の礼拝(!)
- 18:00 晩祷および食事
- 19:00 終祷、その後就寝まで自由時間
- 21:00 就寝。夜間外出禁止
これらのスケジュールは、他の修道士の行動を把握するために利用する。守るためではないので勘違いしないでほしい。
21時以降は貯蔵室にいる巡回者以外の全員が寝静まる。ここがとても重要で、就寝時間以降は誰にも邪魔されず、安全に修道院内を徘徊できるようになる。昼間寝て夜に動き回る。これが修道士グレゴールの正しい生活となる。
規則は破るもの
規則は破るために存在する。律儀に従ってはいけない。
スケジュールと規則を無視すれば、修道院生活は言われているほど悪いものではなくなる。巡回者に見つからない限り、ヘンリーは修道院で自由に行動できる。みんなが寝静まった後に院内を徘徊し、戸棚から高価なアイテムを根こそぎ盗んだり、勝手に材料を拝借してポーションを調合したり、厨房にある食材を盗み食いしたり、厳重に保管されている禁書を漁ったり。さらに、寝ている副院長をノックアウトして鍵を奪えば、自由に外を徘徊できるようになる。基本的に入る前と変わらない。
初めて見習い修道士になった人は、まず、規則を破ることを覚えよう。その次に、巡回者から逃れる方法を身につけよう。規則を破り、巡回者を出し抜く方法を把握すると、修道院内でやりたい放題できるようになる。
巡回者ジョン
巡回者ジョンは、規律に違反したヘンリーを執拗に捕まえようとするクソ野郎。
ジョンとシュティボールの2人組はヘンリーがサボったスケジュールをすべて把握しており、懲罰するために嬉々として捕まえにくる。1つでもスケジュールをサボるとアウト、遠くから少し姿を見られただけで確実に逮捕される。この2人組はまさにヘンリーの専属監視員であり、プレイヤーにとって悪夢のような存在。この巡回者のおかげで、修道院生活は非常にスリルあるものとなる。
曲がり角でジョンに出会ったときの絶望感といったら・・・。ブラザー?
必要なアイテムを入手する

快適な修道院生活を送るには、各種道具と食料が欠かせない。クエスト攻略に必要なアイテムの入手方法を把握しておこう。
事前に修道院へ侵入して、必要なアイテムを院内のチェストに入れておくか、修道士になった後に外へ出て馬から回収するなどの方法を使えば、あらゆるアイテムを持ち込むことが可能である。とはいえ、面倒な準備をしなくても、修道院内で手に入るアイテムだけで十分に攻略できる。
ロックピック
ロックピックは最初に礼拝を行った場所、キリストの絵画が飾られている台の後ろに隠されている。ロックピックは修道院から脱出する際に必要。
たいまつ
夜間の徘徊が基本になるため、暗闇を照らすたいまつは必須。たいまつは貯蔵室の籠の中に1つ、図書館の階段下に置かれている鍵がかかったチェストの中に1つ入っている。
食料
食料は厨房にかなりの数が保管されている。夜間に侵入すると簡単に入手可能。1日2回用意される食事は、例のジョンによって妨害されるため、基本的に利用できない。
パイオスを見つける

メインクエスト『わら山の針』にて、ヘンリーは盗賊リクルートの依頼を受けて修道院に潜入する。修道院へ入る目的はパイオスを殺害し、証拠のダイスを得ることであるが、ゲームには殺害以外のオプションも用意されている。 実際には、どんな方法であろうとダイスを入手すればクエストは進行する。
- パイオスに協力してダイスをもらう
- パイオスを殺害してダイスを手に入れる
- ダイスを手に入れずに進める
3を選んだ場合、後の盗賊リクルートとの会合で少なからず問題が起こる。この場合は戦闘か買収で解決しなければならない。パイオスを殺さず、不殺で進めたいときの選択肢は、1か3(買収)になる。
誰がパイオス?
修道士アントニウスがパイオス。
この事実は、アントニウスにパイオスを探していると伝えると明らかになる。アントニウスはヘンリーの食事に毒を盛って殺そうとするが、ヘンリーは生き残る。結果的に2人は協力して脱出することになる。この際に、脱出に必要なアイテム(擬装用の血とロックピック)を入手するよう、アントニウスから依頼される。
進め方
事前準備として、修道士になる前に副院長から修道院の鍵を奪っておくか、もしくは馬に松明やロックピックなどの必要なアイテムを預けておくと、攻略が楽になる。(必須ではない)
- 修道院内では巡回者の2人に出会わないように行動する。巡回者は1日中修道院内を巡回しているが、礼拝、食事、就寝時は特定の場所から動かない
- 修道院に入った後、アントニウスに任務の内容を話し、次の食事まで待機する
- 食事後、アントニウスに毒を盛られる
- アントニウスとの会話で彼に協力し、解毒薬をもらう
- 21:00(就寝)まで待機した後、厨房で注文リストを調べて血を注文する
- 礼拝堂の裏からロックピックを入手する
- 次の朝、届いた血を回収する
- アントニウスに報告し、午後の礼拝が終了した後、寮で会う約束をする
- 寮の北でアントニウスに会った後、一緒に脱出する
血を手に入れる

厨房の机に置かれている羊皮紙に触れると血を注文できる。深夜に注文しても、次の朝には目的のアイテム「血液で満たされた山羊の革袋」がテーブルの上に届く。
脱出する
血とロックピックがそろった後、アントニウスに報告すると、午後の礼拝の後に寮で会う約束をする。16:00の午後の礼拝が終わるまで安全な場所で待機し、寮の北(礼拝堂のテラス)にいるアントニウスに話しかけると、カットシーンが発生する。
修道院から脱出した後、アントニウスの処遇を決める。
- アントニウスを見逃す
- アントニウスをラッタイに連行する
- アントニウスを始末する
1.アントニウスを見逃すとダイスをもらえる。2.ラッタイに連れて帰る場合は乱闘で殴り倒して気絶させる。この場合、ダイスは得られず、アントニウスはラッタイの牢獄に入れられる。
その後、盗賊リクルートとの待ち合わせ場所へ向かう。ダイスを持っているなら、それを見せるだけで盗賊リクルートから信頼してもらえる。持っていなくても3000グロッシェン支払えば問題は起こらない。 断ると戦闘になる。
次のクエスト:サイは投げられた
修道院に入りたくないとき

修道士にならなくても、修道院にいるパイオスを始末すればクエストをクリアできる。この場合は、自力で侵入しなければならない。
ササウ修道院のほとんどの入り口には厳重に施錠されており、解錠して入るのは難しいが、修道院南西(A地点)の建物内にある扉には鍵が掛かっていない。通常はここから侵入すればよい。
建設足場の最上階(B地点)から落下して侵入することも可能。 何も用意せずに飛び降りると即死するほどの大ダメージを受けるが、落下ダメージを軽減する敏捷力のパーク「Feather Fall」を取得すれば、6~7割のダメージを受ける程度で済む。両足の出血を止める包帯もいくつか必要。ただし、解錠スキルが低い状態で上から落下して侵入すると、修道院からの脱出が難しくなる。(修道院は内部から外に脱出できないよう、扉に高難易度のロックが掛かっている)
修道院の扉の鍵は、C地点付近にいる副院長が所持している。ノックアウトやスリで奪い取ることで、以降は自由に出入りできるようになる。